Crystal+ (クリスタルプラス)制作、オリジナルボイスドラマCD企画サイト『 花杯 ( はなさかずき ) 』  




花は桜木 人は武士

命は散るもの散らすもの














名もなき道場に
己の生き様に迷う
名もなき青年たちが居た


江戸中期

安寧という名の 泥中に浸るような時代の中で

彼らは 何のために剣を取るのか





Crystal+渾身の 時代物シリアスヒューマンストーリー





時は江戸中期
戦乱の世から早百年、《武士》の存在の意味はもはや、薄れ始めていた

武士に憧れ剣をとる者
武士の名を奪われたにもかかわらず剣にしがみつく者
武士というものに意味を見出せずただ剣を振るう者
《強く》なりたくて剣を握る者

それぞれの思いを抱えながら、彼らは町外れにある橘道場へ通い続ける

師の人柄ゆえに、鬱々とした思いよりも、ただ、仲間と剣を合わせることが楽しかった


そんな折、橘先生を悲劇が襲う


武士という身分がもたらす不条理に
次第に歯車が狂い始め――



「あの人は、剣を抜きたがっている」




   作品名: 花杯
   企画制作: Crystal+


   Disc 4枚組み


   内容: ボイスドラマ
   価格: 1000円
   2017年10月29日 秋M3にて頒布予定
   サークルスペース: ス-13a

   【 花杯・予告編 】

通販はこちらをご利用ください^^
    

【 吉澤 清一郎 】 声:文弥

【 大杉 義太郎 】 声:ちるたん

「こーら、平松、相原!
俺への悪態はともかく、橘先生を悪く言うのはこの俺が許さんぞ!」


「俺」「〜だ」「〜だな」
父が不正を働いて禄を取り上げられた元・武士。
かなりの使い手で、既に免許皆伝に相応しい腕前にもかかわらずなかなかその機会を与えてもらえていない。
かなり喧嘩っ早く気が短い。かっとなると周りが見えなくなってしまうことも。
普段は、豪快で太っ腹、頼れるいい兄貴分。平松や相原などはとても良く懐いている。

「そのようだな。藩侯の覚えが麗しいのは喜ばしいことだが、
そのせいか先生は近頃ご多忙で、我らにあまり付き合ってはくださらん。
手合わせはもちろん、久方ぶりに一杯ご一緒にどうかと思ったんだが」


「先生ならばこう仰るだろう。
『そんなゴミ虫のような存在を打ち据えたり殴ったりしたところで、大切な刀が錆び、拳が穢れるだけ。
そんな暇があるのなら、一本でも多く素振りをすること』、ってな!」


「俺は確かに免許皆伝に相応しい腕を持っているんだ。
だが、俺を認めてくださらなかった…俺が真の武士ではないからか?
では、真の武士とはなんだ? 強きものではないのか?」


「そんなものは所詮きれいごとだ!!
どんなに腕に優れようと、今の世では俺の生きる場所などない!
ただ生きているだけなら、死んでいるのも同じじゃないか…ッ!!」

【 有馬 正臣 】 声:天合正太郎

「よしてくださいよ。見ず知らずの女相手に、世辞なんて出てこねえや」

「俺」「〜だな」「〜ですよ」
吉澤や大杉を兄のように慕っている。
平松や相原にはいい兄貴分。
商家の次男坊だが、剣の腕が立つ(本名は有馬正次郎)。
商いそのものは嫌いというわけではないが、なんでも金勘定の話になってしまう兄とあまりそりが合わず、しょっちゅう道場に逃げてくる。

「今日も!道場です、兄上。では有馬正臣行って参ります!」

「平松のヤツがおまえを怒らせたことをずっと気にしてるんでな、様子伺いに来たってとこだ。
 あ、これ平松ご自慢の、必殺・ご機嫌伺い用のお土産」


「バカか! こんなのがかすり傷だったら俺はとっくの昔に死んでる! 大人しくしてろ!」

【 山上 篠也 】 声:今宮ゆう

「武家といっても貧乏御家人。オレを武士というには語弊がありますよ」

「オレ」「〜ですよ」
貧乏御家人の次男坊。
家督は兄が継ぐことにはなっているが、兄が勉強ができるわけでもなく剣もあまり…というタイプ。
小さい頃から自分の方が優れていて、それがなんとなくマズイというのを感じ いつも自分の実力を隠して生きてきている。

「武家と言っても貧乏御家人、しかもオレが家督を継いでいるわけでもない。
オレを武士と言うには語弊がありますよ」


「…時々感じるんです…。
芯から震えが走るくらい、本気の…思わず、刀に手が伸びそうになるほどの」


「アンタは結局、最後まで真剣を振るうことだけは選ばなかった。
それなら、アンタだけは、それを貫き通してください」

【 平松 小三太 】 声:更科真都

「じゃあ、必殺のアレだ! 必殺、ご機嫌伺いのお土産だ!」

「俺」
吉澤と同じ寺子屋で学び、吉澤に憧れて同じ道場に入った。
これでも一応、旗本の三男坊。上に兄が二人いるため、自由奔放に育っている。
平賀源内の研究を見るため、突然数ヶ月江戸へ旅に出たりと好奇心と行動力は抜群。

「俺は実家より、相原の家で過ごした方が長かったしなー。
相原は商人って言っても、名字帯刀を許された大店だし。
それに、自分で言うのもなんだけど、俺は武士より商人に向いてると思う」


「刀と武士には相性があるんだ! こいつは俺とは合わないの。
絶対、『これだ!』って刀がどっかにあるはずなんだよ」


「武士のメンツとか誇りとか、そういうほうが大事なんだろ!?
じゃあ殺せー! 俺を今すぐ殺せよー!」

【 相原 孝之助 】 声:ヤマトアキ

「みんなで三好屋のおそばでも食べに行きましょうよ!」

「僕」
平松の家と関りの深い商家(薬屋さん)の三男坊。
あまり身体が丈夫ではなかったため健康のために道場に通う。剣の腕はからっきし。
平松とは、身分が違うが、たまたま親がいい知り合いで兄弟のように育った。
平松が通っていると言う事もあり、ほぼ付き合いのような形で道場に通っている。

「平松さんは昔からこーなんですよ。新しいものとか珍しいものとか大好きだし、
この前だって平賀何某の、えれ…何とかっていうのを江戸まで見に行ったり」


「平松さんっ! 僕のことはそんな目で見ないでくださいよ!?」

「こっからなら医者を呼んでここまで戻ってくるより、うちに行った方が早い。
うちは薬屋ですから、ひとまず処置できますし、
平松さんが一緒なら誰にも説明なしであがれますから。その間に、僕が医者を呼んできます」

【 吉澤 史緒 】 声:華火

【 琴音 】 声:雨宮梅子

【 山上 登瀬 】 声:有川和壱

「まだお話しておらぬとは――、そなたは、偽りを申したのですか?」

「わたくし」「〜です」
いかにも武家のお内儀様。
逆らうことは許されない、そんな厳しい性格であり、見た目からもその厳しさが伝わってくる。
やたらと山上に厳しく感じるが、山上を嫌っているからなどという単純な私情ではなく、
「武家とは長子をたてるもの」という精神ゆえである。

とにかく厳しい。

「そなたが真に武士の身であるならば、いい加減に身を引きなされ」

【 光岡 】 声:ヨッシ〜バラン

「武士ではない貴様に、いったい何が出来るというのだ!」

「俺」「〜だ」
武家の子息ばかりが入門している、「牧野道場」の門下生のひとり。
一方的に橘道場の、特に大杉をライバル視していて、なにかというとつっかかってくる。
武士の家柄であることを自慢に思っていて、これみよがしに武士言葉を使う。
取り巻きに囲まれて当然であり、家柄もそこそこよく、 お金もあって、外では愛想もあって愛嬌もいい。
大杉には劣るが、牧野道場の中ではなかなかの遣い手。

「あのような父君を持ったことは、同情に値する。
なあに、同じ武家のよしみだ、何か困ったことがあればいつなりと」

【 宗像 】 声:村尾祥平

「武家の者同士、共に助け合おうではござらんか」

「俺」「〜だ」
「牧野道場」の門下生の一人。
光岡よりはやや下の家柄。いつも光岡と一緒に行動している。
やはり家柄自慢で、武家の資格を失った大杉のことや、
身分を問わず門下生を集めている橘先生のこと、そんな道場に通っている面々を軽んじている。

「いくら気位だけは高かろうと、すでに貴様は武士ではないのだ」

【 白井 】 声:小板橋篤記

「すでに沙汰はおりた。それがすべてである」

「(公務では)わし」「俺」「〜だ」
橘先生の古くからの友人。剣友でもあり、悪友でもある。
奉行所の役人。
お役目上はきっぱりと切り捨てるような面を見せるが、実際には情に厚く、懐の深い男性。
親しい相手には砕けた口調になる。べらんめえ。

「この一件は我が殿、御自らの御沙汰である!
其に逆らうは、不忠とみなされても仕方のない所業ぞ!」

【 有馬 伝衛門 】 声:T-182

「お天道様がこんなに高く上ってるっていうのに、だらしないことだね」

「あたし」「〜だよ」
いかにも根っからの商人!という性格で、悪い人ではないのだが 何でもかんでも金勘定に置き換えてしまう。
とにかく、本人は生真面目に、「有馬屋」の主人として動こうとしているだけ。
弟のことは嫌ってはいないが、正直、好きではない。
真面目にコツコツと働く人種が好き。

「ふん! 放蕩モノだった爺様に似たに決まってる。
まったく、商家の次男坊が道場通いだなんて、厄介だったらありゃしないよ、ほんとに」

【 有馬 妙 】 声:アリア

「続けることを選んだのはお前なのだから、人様を恨んだりしちゃァいけない」

「あたし」「〜だ」
ぶつかりあう兄弟の間に、さらっと入ってびくともしない豪傑。
もうすでにお嫁に行くにはちょっと薹が立っているのだが、 (これも、兄・伝衛門をイライラさせる要因ではあるのだが) 本人は、まったく気にしていない。
根は真面目で、要領もよく、兄の仕事を手伝っている。
口うるさい兄とは違って、黙って背を押してくれる男気タイプ。
有馬も、兄よりも姉に懐いている。

「さすがにあにさまがお冠だわよ。
煩くて敵わないから、いい加減降りてきて黙らせてちょうだい」
脚本・編集 * Crystal+
人物画像 * 吉春

* 声 *
文弥 / ちるたん / 天合 正太郎 / 今宮 ゆう /
更科 真都 / ヤマトアキ / 華火 / 雨宮 梅子 /
ヨッシ〜バラン / 村尾 祥平 / 小板橋 篤記 /
有川 和壱 / T-182 / アリア / 渡瀬 絵美


    企画名: 花杯
   URL: http://a-kira.x0.com/cp/bushi/

   
   200*40: http://a-kira.x0.com/cp/bushi/ba_bushi.jpg (直リンク推奨)
   
   400*80: http://a-kira.x0.com/cp/bushi/ba_bushi2.jpg (直リンク推奨)

*素材サイト*
ザ・マッチメイカァズ / On-Jin〜音人〜 / ちょい音 / WEB WAVE LIB〜音と声のOnLine素材集 / 小森平の使い方 / SHW /
フリー音楽素材 H/MIX GALLERY / Presence of Music / 甘茶の音楽工房 / SILDRA COMPANY / ポケットサウンド /


同時制作中!



*2017秋M3応援リンク*



琴音役の雨宮梅子さんが出演されていらっしゃいます!





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