■幽玄の蕾、灯る闇■
14分32秒/mp3
2014,02,12公開

■出演■

■海棠(カイドウ) :山口和将
■奈知(ナチ)    :上条巧
■霞(カスミ)    :コトイチ
■美咲(ミサキ)  :ぴいも


■幽玄の蕾、灯る闇■
−大いなる運命を背負った姉弟−


春の花守に仕える 小さく静かな集落

力ある両親から生まれた姉弟
彼ら自身には大いなる力は宿らなかった

ヒトと妖との争いより数十年、世は平穏そのものだった
術師としての能力は不要となり、やがて衰退を始めていく
力ある術師もごくわずか、高名な術師は既に老いた

力持たずとも逞しい母、実の親であれと己に決めた女。
守るために戦うことを決意した、二人の父親―――



今は目に見えず、存在を感じられずとも。
たくさんの強い愛に包まれ、飛び込むのだ。
更に大きな、運命の輪へと。


■ 「幽玄の蕾、灯る闇」登場人物 ■

 術師の息子 −じゅつしのむすこ−
 (とある術師の長男)

海棠 (かいどう)

■CV=山口和将

・「俺」
・30代半ば
・夏の里の術師の息子
・本編に登場する、花守綾の叔父にあたる。
・あまりにも大きな力を持って生まれた綾をどうにか自分たちの元で育てようと奮闘。
・一応、術師の家の出なのだが、術を習うことはほとんどなく、ごく普通の男性。
【サンプルボイス】

『いつも、誇らしげに、懐かしげに、両親の話をしてくれていた姉は、
春の里でも著名な術師への嫁入りを薦められたが、
あっさり蹴って、今まで名も知らなかったような地味な男の元に嫁いでいった』


『はーいはいはいはい。…ったく、妖のクセに布団で寝るとか生意気なんだよ』

『は、花守[はなもり]だと!?
花守といえば、この春の一族の筆頭だぞ?
だいたい、俺たちが口を聞けるような存在じゃない』
 

 妖 −あやかし−
 (先を読む妖怪)

奈知 (なち)

■CV=上条巧

・「僕」
・20代後半〜30代半ば。青年とも、男性とも。
・妖怪(中位)
・風貌は穏やかに見えるが、態度と口調は偉そう。
・将来的に春の一族が大変になることを予言。
・みんながその運命に巻き込まれていくことも予知する
【サンプルボイス】

『でも、そこが海棠のいいところでもある。
というのが、美咲の貴重な意見だ。貴重すぎて絶滅しかけているけどね』


『布団がぬくくない! 昼間のうちに干しておけといっただろう!』

『お前たちは将来、とても大きなことに直面するだろう。
それは、この春の一族の行く末すらも左右するような、大きなことだ。
自分の意思ではそれから逃れることは出来ない』

 術師の娘 −じゅつしのむすめ−
 (とある娘の母となる女)

霞 (かすみ)

■CV=コトイチ

・「アタシ」
・20代〜30代半ば
・春の里の術師の娘
・本編に登場する、花守綾の生みの親。肝っ玉姉さん。
・術師の素質もあり、頭の回転も速く、期待されたが、両親は霞を好きな道を歩かせた。
・結果、強大な力を秘めた綾を生み、四季の守部を揺るがす大きな運命に携わっていく。
【サンプルボイス】

『そのころの術師はそりゃもうとてつもない強さを誇っていてね。
中でも、未だに語り継がれるほどの術師たちは、
上位の妖すら、式に下せるほどの力を持っていた』


『まぁ、うちにはこーんな立派な長男がいるんだしね、あ〜ひと安心!』

『なんだい大きな声を出して。
可愛いわが子の未来を託すんだ、それっくらいの大物が自ら出てこなくてどうする』
 

 妻 −つま−
 (夫を支え子を育てる)

美咲 (みさき)

■CV=ぴいも

・「私」
・20代半ば
・春の里の術師に嫁いだ娘
・本編に登場する、花守綾の育ての親。
・優しそうな女性だが、芯はとてもしっかりしていて
 旦那様を立てているようでいて、旦那様が頭が上がらない。
【サンプルボイス】

『運命から逃れるため、こんな幼い子どもを犠牲にしようって言うんですか!?』

『まぁ。旦那様を悪く言うのは、奈知でも許しませんよ』

『(笑い含みに)ま。私は義姉さまみたいに、人前で大それた発言は出来ませんよ』