■番外編 オムニバス■
■春01■
散りゆく香り
映る闇
[公開中]

■夏01■
暁の世に
燃ゆる闇
[公開中]

■秋01■
片割れ月の
消ゆる闇
[公開中]

■冬01■
奏で歌の
積もる闇
[公開中]

■闇01■
常しえの色、
褪せぬ闇
[公開中]

■春02■
幽玄の蕾、
灯る闇
[公開中]

■夏02■
暁の波
架ける闇
[公開中]

    ■闇02■
常しえの朝、
明ける闇
[公開中]


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闇使 −番外編−
― ヤミ ツカイ ―
■番外編 オムニバス  突発なんちゃってCM■

■仮・CM■
3分57秒/mp3
2013,4,20公開


※選考ファイル・サンプルファイル等を
使用して繋いだだけの
なんちゃってCM?です


■出演■(五十音順)

 綾瀬きのこ/かがみもえ/加々美由亜/
黒守九十九/琥遥ひより/SAKU/笑兵衛/
冬沙悠/成海修司/沼端ひさの/ぺき/
方広寺悠宇/宮口夕樹/由良那月/渡瀬絵美/ヤマトアキ

闇使 −番外編−
― ヤミ ツカイ ―
■番外編 オムニバス■

■暁の世に燃ゆる闇■
15分23秒/mp3
2009,7,29公開

■夏の出演■

■楠(クスノキ)   :宮口夕樹
■桂(カツラ)    :ヤマトアキ
■竜胆(リンドウ) :渡瀬絵美
■蘭(ラン)     :由良那月


■暁の世に燃ゆる闇■
−夏の一族の老術師の元で育てられたサトリ−


花の都よりはるかに離れた 豊かな自然 山々に囲まれた小さな集落

集落の中心には 他よりもやや大きな屋敷が建っている
その屋敷の主人は 常磐木(ときわぎ)
春・秋に続く夏の守部一族の中でも特に使い手とされる好々爺

その好々爺の下にある日届けられた小さな生き物
それを届けたのは美貌の鬼

彼らが互いに名前を与え
小さな生き物がヒトらしくなった十数年後のある日の出来事―――



言霊使いとなるべく目下修行中の少年・桂は、
自らの式を伴って厄払いの仕事に出かける。
そこには、思いもよらぬ恐るべき妖気が渦巻いていた。



■散りゆく香り映る闇■
21分34秒/mp3
2012,3,11公開

■春の出演■

■初名(ハツナ)  :笑兵衛
■時雨(シグレ)  :方広寺悠宇
■木蓮(モクレン) :渡瀬絵美
■小母       :かがみもえ
■妖         :ヤマトアキ


■散りゆく香り映る闇■
−花に焦がれた春の術師の娘−


春の花守に仕える 小さく静かな集落

穏やかなその里に突如旋風を巻き込んだ一人の女
その一族の中で名を馳せ、やがて高名な女術師へと育つ

複数の式を従えて荒々しくも術を振るう
恐れられながらも人々の羨望を集めずにはいられない
忠実な妖と強く美しい娘にも恵まれた

その数十年後、梅の香りが
けぶるように辺りを包み込んでいた、雨の日―――



偉大な術師だった祖母が亡くなり、後を継いだ母も早世した。
初名は、期待されるほどの力を持たず
その無力さを、少女は誰よりも痛感していた。



■暁の波 架ける闇■
36分51秒/mp3
2013,7,10公開

■夏の出演■

■穂波(ホナミ) :綾瀬きのこ
■浪狐(ロウコ) :ぺき
■楠(クスノキ)  :宮口夕樹
■桂(カツラ)   :ヤマトアキ
■綾(リョウ)
■黒耀(クロ)


■暁の波架ける闇■
−力のため強い式を求める女術師−


花の都よりはるかに離れた 豊かな自然 山々に囲まれた小さな集落

竜胆との二度目の邂逅
都にてまみえた、昏い罠と小さな灯
壮絶な戦いの末、失ったものと再びの新たな命

強き術者であれと教えられ育った
自らの価値はその強さでしかはかることができない

楠と桂は夏の里にて修練を行っていた
そこに二人の女が通りかかる――



貪欲に力を欲する女と、それを見守り続ける女。
己の術師としての力量を見せ付けるため、女は高らかに術を解き放つ。
白い鬼は術中にはまり、次元の彼方へ姿を消したのだった。



■片割れ月の消ゆる闇■
23分21秒/mp3
2013,8,7公開

■秋の出演■

■恒月(コウゲツ)  :加々美由亜
■破月(ハヅキ)   :SAKU
■語り・少年      :沼端ひさの


■片割れ月の消ゆる闇■
−自らの半身を捜し続ける秋の少年−


都を模して作られた美しき里 洗練された優美な集落

守部の中でも特に知識溢れる秋の一族
その筆頭・芙蓉一族には 他には無い習わしが存在した
術師となるものが7つになる年に必ず行う『探しの儀式』

その少年は、生れ落ちたその瞬間に
強大すぎた自らの力の半分を切り離し封印する

儀式を経て数年後、その力を自らの手で取り戻さんと
少年は、里を離れ遠き道を歩きはじめた――



己の半身を取り戻さんと旅に出た少年
傍らにはずっと共に過ごしてきた存在
その半身を取り戻すとき少年は大きな決断を迫られるのだった。



■常しえの色、褪せぬ闇■
18分03秒/mp3
2013,11,23公開

■闇の出演■

■楪(ユズリハ)    :沙鳥
■宵闇(ヨイヤミ)  :文弥
■水月(ミナヅキ)  :黒守九十九
■銀月(ギンゲツ)  :成海修司


■常しえの色、褪せぬ闇■
−ヒトを愛し闇を捨てた妖−


そこはヒトの息づく場から離れた、ヒトならざるものの世界

ぼんやりとしたまどろみの中ではっきりと色を示す存在
長い移ろいの中で目にしていたはずのもの
確かにそこにあると知っていたはずのもの

見ていたはずで本当は見ていなかったもの
知っていたはずで本当は知らなかったもの

まさに今を生きる眩しいその魂の輝き
まるで貫かれるかのように鮮やかな痕跡―――



滞る流れの中でただ存在するだけの意味
芯から揺さぶられ、ようやく本当の意味で目を覚ますことができた。
それは、これまでの永き時間すら比較にならないほどの凝縮された「生」。



■奏で歌の積もる闇■
12分03秒/mp3
2013,11,30公開

■冬の出演■

■風花(カザハナ)  :冬沙悠
■深雪(ミユキ)    :琥遥ひより
■姫夜羅(キヨラ)  :宮口夕樹


■奏で歌の積もる闇■
−雪解けを待つ長い冬に生きた兄妹−


すべての色をなくした、ただひたすらに静かな音のない里

どこまでも、深い雪に閉ざされた空間
進むべき道も光差す先も見えない不安
頼るべきモノは周りの大人ではなく、自らの力しかなかった

静かに、だが確実に内に燃える思い
そこに降り立つ、美しくもおぞましい、絶対的な力

病弱な妹を救うための力は、誠実な方法では手に入らなかった
ならば。ならば、自分のとるべき道は―――



一年のうち長い時を、雪によって閉ざされる冬の里
特に秀でたわけでもなく、ごく当たり前の力しか持たない少年術師
その少年の声を聞き届けたのは、一人の妖怪だった。



■常しえの朝、明ける闇■
14分23秒/mp3
2014,01,20公開

■闇の出演■

■常磐木(トキワギ) :宇多川兼
■黄砂(キサ)     :悠木リリカ
■清水(キヨミズ)   :浅沼諒空
■お蝶(チョウ)    :小日向さくら


■常しえの朝、明ける闇■
−力よりも己の心を−


そこはヒトの息づく場から離れた、ヒトならざるものの世界

迫り来るは、かつてない強大な存在
確実にぶつかり合い争いになる運命
すべての者に、守りたい何かがある

失わないためには戦うしかない
その先の未来を確約できぬ、想像を絶する戦

巻き込むことは、最悪の結果をも招く
それでも尚、差し出した手を、どうか―――



すべての四季の里で、力が求められていた。
人間の力だけでは足りないことはわかっていた。
差し出した手をとってくれた相手を、それでも……。


■幽玄の蕾、灯る闇■
14分32秒/mp3
2014,02,12公開

■春の出演■

■海棠(カイドウ) :山口和将
■奈知(ナチ)    :上条巧
■霞(カスミ)    :コトイチ
■美咲(ミサキ)  :ぴいも


■幽玄の蕾、灯る闇■
−大いなる運命を背負った姉弟−


春の花守に仕える 小さく静かな集落

力ある両親から生まれた姉弟
彼ら自身には大いなる力は宿らなかった

ヒトと妖との争いより数十年、世は平穏そのものだった
術師としての能力は不要となり、やがて衰退を始めていく
力ある術師もごくわずか、高名な術師は既に老いた

力持たずとも逞しい母、実の親であれと己に決めた女。
守るために戦うことを決意した、二人の父親―――



今は目に見えず、存在を感じられずとも。
たくさんの強い愛に包まれ、飛び込むのだ。
更に大きな、運命の輪へと。