蒼天に穿つ

二つ名は「陽継（はるつぐ）」。偉大な先祖の名でもある。

代々受け継いでいる「刀」（名称：雪斬（せつざん））が強い加護を受けているため、
本人に霊力がなくても邪神と戦える。
だが本人には加護の力は見えていないし、わかっていない。
霊感・神力は一切なく、見えず、触ることもできない。
だが、聖なる力を持つ神などに好かれ、加護を受けている。
力押しタイプで熱血漢鈍感タイプ。天才ではなく「努力」の人

二つ名は「斎明（さいめい）」。偉大な先祖の名でもある。

陰陽道の血筋を受け継ぐ。
天才肌で陰陽術の世界では鬼才扱いで持て囃されている。
方術的には優れた力を持つが、体力がなく、体術がてんでダメ。
腹違いの兄がいる。

律迦（りつか）が喚び出した式もどき。
マスコットキャラ的に愛らしい風体の龍の様な不思議な生き物。
律迦とはケンカばかりだが、
天花（そらは）にはよく懐いており、よく肩に乗っていたりする。
しゃべれないが「キュイキュイ」とどことなく愛らしい声で鳴く。
実は、この世界観の中でかなり上位にいるくらい霊力が強い。

レジスタンスのリーダー。
信仰宗教によって家族が自分以外無理心中した過去を持ち、
神仏に深い憎しみを持つ。
そのためレジスタンスを立ち上げ、
「神仏」から人々を解放しようと戦っている。
目の前で消えてしまった「妹」を探している。

「強さ」を求め、ただ強いモノと戦いたい欲から師匠や妹弟子と決別し、
強い相手に、無意味に戦いを挑んできた。
その旅の途中でリーダーに命を助けられた恩があり、
旅をやめてレジスタンスに加わる。
姉の命を奪うことになった「古の神」に近づくためでもあった。

レジスタンスの一員で科学者。
自称ハーフで、時々へんな風に英語を使う。
一見陽気で仲間のために自分の研究を生かしているのだが、
内実は、自身の研究、功績を認められたい欲がとても強い。
レジスタンスに加わる前に「神」を製作した。
有能な自分を正当に評価しない世の中など滅びてしまえと思っている。

律迦（りつか）の腹違いの兄。
元は穏やかで争いごとを好まない優しい性格だったが、
努力しても努力しても報われず、常に才能ある弟と比較され、
馬鹿にされ、己でも弟より劣る自分を自覚して理解もしているが、
心の底に、隠しきれない嫉妬を持っている。
やがて、周りの心無い言葉や態度に追い詰められ、
その絶望の果てに身を堕とし、古の邪神に憑依されてしまう。

一見、とても無邪気で可愛しい少女なのだが
その中身は、数千年以上存在している、神に近い存在。
仁工（にのく）と共に、信者たちに「神」として崇められている。
人間は愚かで愛おしいものだと思っている。
とある少女の体を寄り代にしている。

普段は、おどおどした性格のか弱い少年で、
美水女（みずめ）にいつも縋っている。
その身体に二つの性格を持ち、時々、残虐な性格に豹変する。
「神」だと崇められているが、実はある人間に人工的に「製作」された神もどき。
最初のころは本人はその自覚はなかったが、だんだん思い出し始める。
人間に対する気持ち・物事に対する気持ち関心は薄い。